一棹の桐箪笥から3台のリメイク品を製作しました。
製造当時と比べ住宅事情も大きく変化しておりますので、より取り回し、使い勝手の良い形でリペアはできないだろうかと思い、脚部を取り付けるリメイクすることにしました。
こちらは三段の桐箪笥の二段目、観音開きの部分に新規に脚部と天板を取り付けました。
イメージとしてはミッドセンチュリーの家具のスタイルを意識してリメイクしています。
元の魅力を壊さず、現代のライフスタイルに合わせやすい、モダンな雰囲気に仕上がるよう心がけながらリペア、リメイクさせて頂きました。
是非一度ご検討下さい。
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【修理内容】
おおよそ60〜70年ほど前の製造と思われます。
引き出しも含め作業前に専用の薬液で丸ごと水洗いし、長年の蓄積したアクや汚れを洗浄しています。
背板に割れ、多数の傷と欠けがありましたが、大きな欠けは埋木し、洗浄で落としきれない汚れは可能な限りカンナと機械による切削（サンディング）をしています。
背板、引き出し内部に数カ所隙間が見られましたので埋木を施しています。
新規に杉材の天板と、パイン材をビスを使わずに木組みで製作した脚部を取り付けています。
本体は柿渋で塗装後に蜜蝋ワックスにて仕上げています。
取っ手などの金物は研磨防錆処理後に塗装しています。
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【サイズ】
本体（脚部含む）
W(幅)91cm
D(奥行き)43.5cm
H(高さ)100cm
扉内部引出
W(幅)87cm
D(奥行き)34.5cm
H(深さ)4.5cm
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